7.3(Fri)DVD&Blu-ray リリース!
絶体絶命から始まった10分間の逆転ショー

ドラフト・デイ

予告篇

TRAILER:予告篇

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THEATER:劇場情報

場所 劇場名 公開時期 ムビチケ

COMMENT:コメント(順不同/敬称略)

選手が命がけで戦っているからこそバックステージでもその能力に魅了された人達が人生をかけて向き合う。アメリカンフットボールという全米一華やかなスポーツの裏側で巻き起こる緊迫感は、同じアスリートとして臨場感たっぷりでした!(クリーブランドはオリンピック前にトレーニングしていたという事もあり作品に引き込まれました。)−安藤美姫(フィギュアスケーター)
もしあなたが何らかの組織の長なら、急いでこの映画を見るべきだ。周り中敵だらけ、選手には噛みつかれ、監督は敵愾心を燃やしてくる。母親さえ仕事の邪魔をしに来る中で、GMはどうやって重要な決断を下すのか。ラスト10分のタフな電話交渉シーンはビジネス交渉術のバイブルでもあり、見れば明日からのビジネスが大きく変わるだろう。−大口克人(日経マネー編集長)
人間としての勝ち負けとは何だろうか。考えながら、感じながら、応援しながら観賞、いや観戦する映画だ!−パックン パックンマックン(コメディアン)
夢の舞台、スーパーボウルに向けての“ドラフト”がこんなにもドラマティックだったとは!自分もドラフト会議に加わっているかのような臨場感に、ハラハラが止まらなかった。−鈴木ちなみ(女優・モデル)
NFLもMLBもアメリカのドラフトと日本のドラフトとは全く違う。そして、ドラフト・デイといわれるこの一日は大統領選と同じくらいアメリカという国を知る上でキーポイントだと思うのです。−渡辺真理(アナウンサー)
フィールドで戦う選手達と同様、スポーツビジネスにおいても瞬時の判断を迫られます。チームの将来を左右する大舞台での、GMの孤独な決断の瞬間。そして、チーム強化を有効に進めるための戦略的な交渉術。時間のない究極の状況で、信念を貫き通すことができるのか?あなたがGMだったら、どんな決断をしますか?−木下典明(オービックシーガルズ WR #18)
アメリカのドラフトは制度が複雑で駆け引きも多く、選手の価格は天文学的数字に上がっていく。株式市場で株価が上昇していくのと実に良く似ていて大興奮。金融トレーダー必見。−村田美夏(金融トレーダー)
「俺はリーダー! タフなネゴシエーター!」そんな気分を味わえる、痛快な娯楽映画です。漫画のような独特のカメラワークも面白い。スポーツで、俺ならこういうチームを作るのに…って叫びたい人には特にオススメ!−稲垣理一郎(漫画「アイシールド21」原作者)
限られた時間と情報の中での意思決定と選択、周りとの駆け引き、そして、人間関係の中での信頼感の醸成、ぎりぎりまでの交渉と自分を信じる力、すべてが1日の出来事に凝縮されていて、片時も目が離せません。−勝間和代(経済評論家・中央大学ビジネススクール客員教授)

INTERVIEW:有馬隼人

世界中のプロリーグのお手本になっているNFLドラフトは、ルールの完成度が最も高く、ショーとしても抜群に面白い! ※一部、映画のクライマックスに触れている部分がございます。予めご了承ください。

世界中にはさまざまなスポーツのプロリーグが存在しますが、そのなかでもNFLは運営のシステムやルールが最も整っていて、他のリーグのお手本になっています。1992年にサッカーのJリーグがスタートするにあたっても、当時の川淵三郎チェアマンがNFLを参考にし、現地視察を行ったそうです。

現在、32チームで構成されるNFLは、全体の戦力均衡を保つ戦略に基づいて運営されているため、特定の人気チームが何年にもわたって勝ち続けるのは極めて難しい。前年の優勝チームがまた勝てるとは限らないし、2勝くらいしかできなかった弱小チームがその翌年に5、6倍の勝ち星を挙げることもある。なぜならテレビ放映権や各チームのグッズの収益などをリーグが一元管理し、全チームに分配するシステムが確立されているからです。それに各チームが所属選手に支払う年俸総額の上限を決めたサラリーキャップ制も導入しているので、メジャーリーグのヤンキースやレッドソックス、サッカーのレアル・マドリードのように、一部の裕福なチームが超高給取りのスーパースターを何人も抱えることはできません。NFLでは優れた選手がいろんなチームに分散しているんです。

『ドラフト・デイ』の題材になったNFLドラフトも戦力均衡の理念に基づいていて、他のプロリーグのそれと比較して最も完成度の高い制度になっています。前年に弱かったチームから順に新人選手を指名していく完全ウェーバー方式を採用しているので、成績が悪かったチームは翌年のドラフトで必ずいい選手が獲れる仕組みになっている。弱小チームに大学ナンバーワンの新人が加入して戦力がアップすれば、一時離れたファンもスタジアムに戻ってきますよね。NFLの人気が長く安定的に持続し、毎年どのチームが優勝するかわからないドキドキ感が生まれる背景には、このドラフト制度がきちんと機能している点が大きいんです。

ドラフトの主役は前年の最下位チームです。彼らは“全体1位”の指名権を持っているので、毎年4月に行われるドラフトの時期が近づくと、「いったい誰を獲るんだ?」と全米の注目を集めるんです。だからシーズンの後半になっても成績がパッとしないチームのファンは、翌年の全体1位を得るために「いっそのこと最下位になったほうがいい」なんて考えたりもする。それはそれでひとつの楽しみ方ですよね。

NFLドラフトには“指名権トレード”という多くの日本人には馴染みのないルールがあります。映画ではケヴィン・コスナー扮するクリーブランド・ブラウンズのGM、サニーが、シアトル・シーホークスから“今年の全体1位”と“来年以降3年分の1巡”の指名権のトレードを申し込まれます。これほど極端な例は珍しいかもしれませんが、“全体1位”と“来年の1巡と2巡+再来年の2巡”をトレードするような話はよくあるし、指名権と現役選手をセットにして交換するパターンもあります。映画ではシーホークスが全体1位を持っている設定になっていますが、だからといって彼らが前年の最下位だったとは限りません。過去のトレードで1巡の指名権をシーホークスに譲ったチームが、たまたま前年の最下位になって全体1位が転がり込んできた可能性もあるんです。

また、これも映画で描かれているように、ドラフト会議には10分間の指名タイムが設けられています。各チームのGMなどの首脳陣はウォールーム(作戦司令室)にこもって、ドラフト会議の真っ最中にも必死に闘っているんです。どのチームがどの新人を指名するかによってめまぐるしく状況が変化し、次の指名順のチームは10分間のうちに戦略を練り直したり、他チームのGMと電話でトレードの交渉をしたりする。滅多にないことですが、過去にはさんざん迷っている間にタイムリミットが過ぎてしまい、誰も指名できなかったチームもあります(笑)。映画では全体1位での指名が予想されていたボー・キャラハンというクォーターバックの有力選手がなかなか指名されず、ジャクソンビル・ジャガーズの新米GMがあたふたしてしまい、主人公サニーが駆け引きを仕掛けるという展開になっていましたね。

ちなみにサニー率いるブラウンズの地元クリーブランドは、フットボール以外の娯楽がほとんどない街という描かれ方をしていますが、実際とてもフットボール熱が高い地域です。チームが何度負けても、いつか勝つ日を待ちわびて応援を続けるという文化がある。またアメリカではNFL以上にカレッジリーグの人気が根強くて、山と湖だけの田舎町に驚くほど大きな大学チームのスタジアムがあったりします。試合当日になると、「いったい、どこからこんなに人がわき出してくるんだ!?」というくらい大勢の人たちが会場に押し寄せてくる。長い歴史を重ねながら、地元チームを応援する意識がしっかりと地域に根づいているんですね。この映画では、そんなアメリカのスポーツ文化の一面を垣間見ることもできると思います。

ドラフトに話を戻すと、毎年ニューヨークのラジオシティ・ミュージックホールで開催されるこの会議は、完全な“ショー”としてのエンターテインメント性が高く、物凄い視聴率を叩き出しています。テレビ中継ではグリーンルーム(指名を待つ選手たちの控え室)の内部や、そこに来られなかった選手の学校や自宅の様子を伝え、各チームのウォールームにも定点カメラが設置されます。アナウンサーがその映像を見ながら「どこどこのGMがソワソワしてますね」とか「どこかに電話をかけているようです」などと実況したりするわけです(笑)。見方によっては、若い選手の人生をゲームのようにトレードして売買するのはケシカランという意見もあるかもしれませんが、指名されたらそのチームに入団するしかないルールが確立されているので、ファンからの批判の声はほとんど聞かれません。むしろ彼らが日本のプロ野球におけるドラフトのシステムを知ったら、「くじ引きで決めるとは何たること」と思うかもしれません。

過去のNFLドラフトでは実際にさまざまなドラマが生まれていて、初めて大々的にこのドラフトを扱った『ドラフト・デイ』は本当に起こりうるストーリーを巧みな演出で見せています。アメフト・ファンの胸にガツンと響く作品になっているし、スポーツ・ビジネスの裏側を描いた『ザ・エージェント』『マネーボール』のような映画が好きな人にとっても興味深い作品だと思います。そもそも、このような緻密かつ複雑でショーアップされたドラフトによってプロリーグが運営されていると知ったら、誰もがびっくりするはずです。そのリアルな世界を描き上げたこの映画を、ぜひ楽しんでほしいですね。

有馬隼人(ありま・はやと)

広島県生まれ。
大阪府立箕面高校でアメリカンフットボールを始め、関西学院大学では2度の学生日本一に貢献。
1999年には年間MVPを獲得。卒業後はTBSにアナウンサーとして入社。
2004年に退職し、日本社会人アメリカンフットボールリーグに選手として復帰。
「アサヒビール  シルバースター」などで活躍後、2012年シーズンをもって現役引退。
現在は同チームでオフェンスコーディネーターを務める。
2005・2006年、アリーナフットボール日本選抜メンバー。
2007年、ワールドカップ日本代表候補。

INTRODUCTION:イントロダクション

だから面白い!〈ドラフト会議〉3つのポイント

  • 指名順は前年のレギュラーシーズンの成績が悪かった順

  • 指名権のトレードができる

  • 指名をするための持ち時間は「わずか10分間!」

プロスポーツ・チームという組織を率いるリーダーが、キャリア最大の試練に立ち向かう〈最も長い一日〉を描く熱きスリルと感動に満ちたエンターテインメント快作

アメリカンフットボールのプロリーグ、NFLに所属するクリーブランド・ブラウンズのGM(ゼネラル・マネージャー)、サニー・ウィーバー・Jr.は、今まさに人生の崖っぷちに立たされていた。名将と謳われた父親がこの世を去った後、チームの運営と強化を一手に担う彼は、ここ2シーズンのふがいない成績に責任を感じ、3季目の今年こそは地元ファンの期待に応えたいと願っている。そのためには12時間後に迫ったNFLドラフト会議で、即戦力の超大物ルーキーを獲得することが必要不可欠だった。ところがライバル・チームのGMに苦しい事情を見透かされたサニーは、チームの未来を売り渡す無謀なトレード話に応じてしまい、オーナーの横やりや監督との対立にも心をかき乱されていく。その容赦ないプレッシャーの中で孤立し、キャリア最大の危機に見舞われたサニーは、ついに開幕の時を迎えたドラフトで誰を指名するのか。サニーの人生のすべてを懸けた決断は、全米を揺るがす大波乱を呼び起こすのだった……。

ベースボール、アメフト、バスケットボール、アイスホッケーの4大プロスポーツが絶大な人気を博しているアメリカでは、チームの勝利をめざして悪戦苦闘する選手や監督、それを熱狂的に応援するファンにスポットをあてたスポーツ映画の秀作が数多く作られてきた。『ゴーストバスターズ』シリーズなどコメディ映画のヒット作を世に送り出し、最近では『マイレージ、マイライフ』や『ヒッチコック』などで製作を務める、アイヴァン・ライトマン監督の最新作『ドラフト・デイ』は、アメフト・チームを率いるリーダーの“最も長い一日”を描くヒューマン・ドラマ。年に一度の新人選手獲得のビッグイベント、ドラフト会議をめぐり、ひとときも目が離せないほど濃密でスリリングなストーリーが繰り広げられていく。

ドラフト会議というと日本ではプロ野球のそれが有名だが、NFLドラフトのシステムはあらゆる点で異なっている。全32チームが前シーズンの最下位から順に選手を指名していく完全ウェーバー方式を採用しながらも、“指名権トレード”などの独自のルールがチーム間の駆け引きを演出。また順番が回ってきたら10分以内に指名しなくてはならないタイムリミット制が導入され、そのカウントダウンの間にもチームの戦略や新人選手の運命が激変していく。緻密かつ合理的なシステムが確立され、全米に生中継されるテレビ向けの派手なショーアップも施されたNFLドラフトには、これまで映画の題材にならなかったのが不思議なくらいのドラマティックな人生模様が満載。まるで知略の限りを尽くすチェスの攻防に引き込まれるかのような、圧倒的な面白さに満ちたエンターテインメント快作がここに誕生した。

ライバルとの緊迫の駆け引きと迫りくるタイムリミット。完全復活を遂げたケヴィン・コスナーが体現する一世一代の大勝負、そして運命を変える一発逆転の痛快感!

物語はドラフト会議開催の12時間前から始まり、主人公のGMサニーが直面するさまざまな試練や葛藤を映し出す。弱体化したクリーブランド・ブラウンズの立て直しが急務の彼は、その弱みにつけ込んでくるライバル・チームとの腹の探り合いのみならず、本来は味方であるオーナー、監督、ファンからも重圧を受け、孤立無援の状況に陥っていく。そんなひとりのリーダーの苦悩を見すえていく本作は、現実と理想のギャップの狭間で激しく揺れるサニーが一発逆転の大勝負に打って出る姿を、このうえなくエモーショナルなタッチで描出。絶体絶命の苦境をまたとないチャンスに変え、狡猾なライバルにギャフンと言わせるその“入魂の決断”は、極上のサスペンス映画のどんでん返しにも似た興奮を誘うとともに、思わずガッツポーズをしたくなるほどの痛快さを満喫させてくれる。よく練られた脚本の出来栄えは、映画業界人が秀逸な脚本を選出する“ブラックリスト2012”でNo.1に輝いたお墨付きだ。

主人公サニーを演じるのは『マン・オブ・スティール』『エージェント:ライアン』『ラストミッション』といった近作で健在ぶりを示し、円熟味を増したオーラを放っているケヴィン・コスナー。戦場のように過酷な仕事の最前線に身を投じ、自らのキャリアと人生そのものを見つめ直す男の哀愁や情熱を、さすがの存在感で体現している。コスナーの脇を固めるキャストにも、そうそうたる実力派が配された。サニーの同僚で恋人でもあるアリに扮するのは、『ダラス・バイヤーズクラブ』での助演が記憶に新しいジェニファー・ガーナー。さらに『エクソシスト』『アリスの恋』の伝説的な大女優エレン・バースティンがサニーの母親、『フロスト×ニクソン』のフランク・ランジェラが口先介入を連発するチームのオーナー、『アメイジング・スパイダーマン』のデニス・リアリーがサニーと激論を交わす熱血監督を演じ、味わい深いアンサンブルを披露している。

そしてNFLの全面協力を得た本作には、NFLコミッショナーを始めとするスポーツ界の著名人が多数出演し、登場するチーム名もすべて本物。実際のドラフト会議の最中に撮影を敢行したヴィジュアルには、ドキュメンタリーと見まがうような臨場感が吹き込まれている。名匠とスター俳優たちの至高のコラボレーション、NFLドラフトを通してスポーツ・ビジネスの裏側を覗かせる斬新なドラマががっちりと噛み合った映像世界には、あらゆる観客を魅了してやまない熱いパッションがほとばしっている。

STORY:ストーリー

アメリカン・フットボールのプロリーグ、NFLに所属するクリーブランド・ブラウンズのGM(ゼネラル・マネージャー)、サニー・ウィーバー・Jr.は、今まさに人生の崖っぷちに立たされていた。
チームの運営と強化を一手に担う彼は、ここ2シーズンのふがいない成績に責任を感じ、3季目の今年こそは地元ファンの期待に応えたいと願っている。そのためには12時間後に迫ったドラフト会議で、超大物ルーキーを獲得することが必要不可欠だった。ところがライバル・チームのGMに苦しい事情を見透かされたサニーは、チームの未来を売り渡す無謀なトレード話に応じてしまい、オーナーの横やりや監督との対立にも心をかき乱されていく。容赦ないプレッシャーの中で孤立し、キャリア最大の危機に見舞われたサニーは、ついに開幕の時を迎えたドラフトで誰を指名するのか。サニーの人生のすべてを懸けた決断は、全米を揺るがす大波乱を呼び起こす・・・!

CAST/STAFF:キャスト/スタッフ

  • ケヴィン・コスナー
  • ジェニファー・ガーナー
  • デニス・リアリー
  • フランク・ランジェラ
  • エレン・バースティン
  • 監督アイヴァン・ライトマン
ケヴィン・コスナー/サニー・ウィーバー・Jr.

ケヴィン・コスナー/サニー・ウィーバー・Jr.

1955年、アメリカ合衆国カリフォルニア州出身。インディペンデント映画で俳優キャリアをスタートし『ファンダンゴ』(85)で注目を浴びる。その後、『追いつめられて』(87)、『さよならゲーム』(88)、『フィールド・オブ・ドリームス』(89)などに出演。『アンタッチャブル』(87)や、『JFK』(91)、ホイットニー・ヒューストンと共演した『ボディガード』(92)、『13デイズ』(00)では、印象深い役柄を演じた。また、製作・監督・主演を兼ねた『ダンス・ウィズ・ウルブズ』(90)でアカデミー賞®最優秀作品賞、最優秀監督賞を含む7部門を受賞した。近年は、『マン・オブ・スティール』(13)や、『エージェント:ライアン』(14)、『ラストミッション』(14)に出演。今後の作品として実在する陸上チームを描いた、ディズニーの『McFarland(原題)』、製作と出演を兼ねた『Black and White(原題)』が控えている。

ジェニファー・ガーナー/アリ

ジェニファー・ガーナー/アリ

1972年、アメリカ合衆国テキサス州出身。テレビドラマ『エイリアス』(01~06)の主役に抜擢され、01年度ゴールデングローブ賞の最優秀女優賞に輝き、脚光を浴びる。映画では、『パール・ハーバー』(01)や、『デアデビル』(03)、『JUNO/ジュノ』(07)などに出演。また、アカデミー賞®主演男優賞を獲得したマシュー・マコノヒーと共演を果たした『ダラス・バイヤーズクラブ』(13)も記憶に新しい。今後の出演作に、14年米公開の『Alexander and the Terrible, Horrible, No Good, Very Bad Day(原題)』や、『Imagine(原題)』、『Men, Women and Children(原題)』などがある。

デニス・リアリー/ペン監督

デニス・リアリー/ペン監督

1957年、アメリカ合衆国マサチューセッツ州出身。『Long Walk to Forever』(87)で俳優デビュー。その後、『ジャッジメント・ナイト』(93)、脚本も手掛けた『サンドラ・ブロックの恋する泥棒』(96)や、『翼のない天使』(98)、『トゥルー・クライム』(99) 、『小さな目撃者』(99)など、サスペンスからアクション、コメディまで様々なジャンルの作品に出演。また、アニメ作品『バグズ・ライフ』(98)や『アイス・エイジ』シリーズ(02~12)では、声優としても活躍している。近年では、アンドリュー・ガーフィールド主演の『アメイジング・スパイダーマン』シリーズ(12・14)にて、ヒロイン役エマ・ストーンの父親を演じた。

フランク・ランジェラ/アンソニー・モリーナ

フランク・ランジェラ/アンソニー・モリーナ

1938年、アメリカ合衆国ニュージャージー州出身。『わが愛は消え去りて』(70)で銀幕デビュー。その後、『ロリータ』(97)、『ナインスゲート』(99)、『スーパーマン リターンズ』(06)、『ウォール・ストリート』(10)などに出演。リチャード・ニクソンを演じた『フロスト×ニクソン』(08)では、アカデミー賞®主演男優賞やゴールデングローブ賞など数々の賞にノミネートされた。アイヴァン・ライトマン監督作に出演するのは『デーヴ』(93)、『ジュニア』(94)に続き、本作で3本目となる。その他の代表作として、14年度カンヌ国際映画祭オープニング作品『グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札』(14)などがある。

エレン・バースティン/バーブ・ウィーバー

エレン・バースティン/バーブ・ウィーバー

1932年、アメリカ合衆国ミシガン州出身。『さよならチャーリー』(64)で銀幕デビュー。 『ラスト・ショー』(71)でアカデミー賞®助演女優賞にノミネートされ、その後『エクソシスト』(73)や、アカデミー賞®主演女優賞と英国アカデミー賞主演女優賞を獲得した『アリスの恋』(74)、『セイム・タイム、ネクスト・イヤー:来年の今日もまた』(78)、『レザレクション/復活』(80)、『レクイエム・フォー・ドリーム』(00)で計5回アカデミー賞®主演女優賞にノミネートされている。その他の出演作に『アナザー・ハッピー・デイ ふぞろいな家族たち』(11)、『インターステラー』(14)などがある。

アイヴァン・ライトマン/監督・製作

アイヴァン・ライトマン/監督・製作

1946年、スロヴァキア出身。4歳の時にカナダに移住し、大学卒業後に映画製作をはじめる。以来、『パラダイス・アーミー』(81)や、世界的大ヒット作の『ゴーストバスターズ』シリーズ(84・89)、ロバート・レッドフォード主演のサスペンス『夜霧のマンハッタン』(86)、アーノルド・シュワルツェネッガー主演のコメディ『ツインズ』(88)、『キンダガートン・コップ』(90)、『ジュニア』(94)、ケヴィン・クラインとシガーニー・ウィーヴァーが共演した『デーヴ』(93)、ハリソン・フォード主演の『6デイズ/7ナイツ』(98)、『抱きたいカンケイ』(11)など幅広いジャンルを多数手掛けてきた。また、製作にも力を入れており、代表作に息子のジェイソン・ライトマン監督の『マイレージ、マイライフ』(09)、『ヒッチコック』(12)などがある。映画監督兼製作者として世界中に多くのファンを抱えている。